我が家のサミット

１　７日に開幕した北海道洞爺湖サミット（主要国首脳会議）は、
　　食料価格・原油の高騰、地球温暖化などを焦点に進められる予定である。
　　一方ひろる家では、主要人物によるサミットが開幕となっていた・・・・。


２　「サミットレポーターの弟ですニャ！
　　これからひろる家サミットの様子をお伝えしますニャ。
　　会議は、あの奥のお部屋で行われているようですニャ！」


３　「失礼しますニャ・・・・。にゃっ、すでに白熱した討議が
　　行われているようですニャ！」


４　「二泊三日くらいなら、なんとかなるかニャ？」
　　「その日数だと、そんなに遠くには行けないニャ〜」
　　「にゃ〜、我が家の夏休み問題は、どんな展開を見せるのでしょうニャ？」

弟なりの気遣い

１　「今年は旅行には行けないけど、
　　パンフレットを眺めて行ったつもりになるのニャ。
　　・・・・ここはパラオなのニャ・・・・。
　　・・・・下は畳じゃなくて、砂浜なのニャ・・・・」


２　「ただいまぁ〜」
　　「にゃっ、ダンニャが帰って来たのニャ！
　　こんにゃパンフレットを見せて、気を使わせちゃならないのニャ！」


３　バタバタ。
　　「早く片付けるのニャ！にゃ〜、焦るのニャ〜！」


４　「あれっ弟、そのパンフレット、何？」
　　「にゃー！」
　　気遣いも虚しく、パンフレットをダンニャに見られてしまった弟。
　　って言うか、アクシデントで見られたにしては
　　いやにハデな見られ方なんじゃ・・・・？

神様はどこかで見ている

１　ごしごし。熱心に拭き掃除する弟。
　　「隅々まで、ちゃんとキレイにしなきゃニャ〜」


２　「別に旅行に行きたいから、急にお手伝いしてるわけじゃないのニャ。
　　キレイなお家に住んでるって、気持ちいいもんニャ。
　　でも、どこかで神様が見ていて、『近場でもいいから
　　どこかに行かせてあげようかニャ？』とか思ったりしてくれるかも
　　しれないもんニャ〜」
　　「やっぱり下心があったのニャ・・・・。
　　まぁ、夏休み前は毎年のことだけどニャ・・・・」